メディア・リテラシーの現場から

メディア・リテラシーに多くの人が希望を抱くのは、増大するメディアの横暴や影響力に危機感を抱くとともに、テレビを放送法や企業経営、公共放送のあり方、というような制度改革に求めるのではなく、身近な映像理解や制作参加、アクセス権の保証などにより、変えうるという希望が湧いてきた結果とも見える。メディアの構造改革である。それを急激な技術革命があと押ししている。・・・・・それに私の世代では、メディアを権力の介入からいかに守るかが、最大の関心事だが、今の学生には、メディアの暴力から、市民を守ることと思えるらしい。