本尊、お脇賭け、法名軸

阿弥陀如来は、無限の慈悲と智慧を体得されている仏ですが、仏の悟りそのものは色も形もなく、有でもなければ無でもない、私たち凡夫にはおしはかることのできない存在です。これを「法性法身」といいます。
この法性法身の仏が人類救済の宣願を起こされ、形をとって現れたのが「方便法身」といい、絵像も木像も、また「南無阿弥陀仏」の六字名号、「南無不可思議光如来」の九字名号、「帰命尽十方無碍光如来」の十字名号も、いずれも方便法身です。
私たちは、この方便法身を通して法性法身の悟りに至るのです。

軸の台紙には、本金襴、上金襴、ドンスの3種類ある。