ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間 「なんかヘンだよね・・・」

この2人をマスコミは批判するが、言っていることは筋が通っていると思う。
政治も教育も本音で語る自由な対談は面白い。日本のITの見方に同意する。

西村:メディアは本来、国を監視するはずなのに、記者クラブみたいなものを作って、国を礼賛することで情報を得ている。国もメデイアもお互いがウィン・ウィンになる構造にしたのは賢いですね。
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堀江:記者クラブ制度の弊害っていうのは、メディアが権力の手先になってしまうことなんだよね。
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西村:持っている権力を維持して、他の人が入ってこないようにする。メディアが独占的かつ統一的になっているんですよね。

ニッポンのITに未来はあるか?

堀江:ニッポンのITは残念じゃないんだよ。逆に進みすぎているくらいだって思うもん。iTuneより着うたの方が進んでいると思うし、DRM(デジアル著作権管理)とかも完璧に狙っているからね。携帯なんか見たら一目瞭然じゃん。
西村:日本の携帯ってガラパゴス携帯と言われているじゃないですか?
堀江:ガラパゴスの意味の取り方で、驚異的に進化しすぎた携帯だってことだよ。このパフォーマンスでこの値段だし。俺、日本の携帯に比べたら、iPhoneとかは全然すごいと思わない。ひろゆきも言っているけど、日本の技術は進化しすぎちゃっているから、インドでこの端末が売れるかといったら、誰もここまで進化したものを求めていないんで売れないだろうし。iモードだって、進化しすぎたから世界に受け入れられなかった。
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堀江:俺、グーグルに関しては、あれはサーバーのオバケを確保できたからだと思っているのね。そのオバケが実現できる環境にあったのか、という話。同じことを日本でぢようと思っても、サーバーを置く土地代が高すぎるからきびしかった。それが一番大きな原因だと思うな。
西村:
どのくらいのサーバー量なのか、見当もつかないですけど、パソコンを作っているメーカーとしてみると、世界有数の大きさなんですね。しかも、その作ったオアソコンは、全部自社で使っているだけ。・・・
日本のデータセンターの場合、1個のラックに1U(ビデオデッキのような形をした、サーバーに入れるための小さなパソコン)を大量に詰め込まないとラックが高くつくんですけど、アメリカはラック代が無料同然。だから値段の高い1Uを買わずに、安っぽいデルのデスクトップをラックのなかに2台とかいれているだけ。土地代がただ同然で、電気代もその当時は安いんで、その方が全然効率がよかったんですよ。
堀江:でも、それだけだもんね。グーグルって。
西村:えぇ。サーバー利用コストが安いから強いっていうだけ。