「熟議」で日本の教育を変える

マスメディアを補正するコミュニケーションがなくなってしまった結果、マスメディアを無批判に全面的に受け入れてしまっているのです。大人はもちろん子どにも波及し、さらに独居している高齢者にも及んでいます。
他者との交流が希薄になって現実感覚を失うと、かつての全体主義と似たような状況がマスメディアによって易々と作りだされ、ステレオタイプな職業批判やバッシングが日常茶煩となる、というアーレントの予言の通りです。

これからの日本を担う三つのタイプの人材

これからの日本を大きく担う人材としては、三つのタイプを考えています。
それは、教育論とも重なってきますが、次の三つです。
?人類社会や地球に新しい付加価値を創造できるチームの一翼を担える人材を育てる。これは科学技術、スポーツ、芸術、グローバル経営、国際NGOなど様々な分野があります。
?日本で確立した価値をアジアや中東やアフリカに展開していく人材を育てる。
?国内にあって、世代と立場を超えてコミュニケーションができる人材を育てる。医療、介護、教育、保育などの分野で活躍が期待されます。