資本主義の終焉と歴史の危機

[資本主義が死ぬとき]
資本主義の死期が近づいているのではないか。
その理由は本署全体を通じて明らかにしていくつもりですが、端的に言うならば、もはや地球上のどこにもフロンティアが残されていないからなのです。
資本主義は「中心」と「周辺」から構成され、「周辺」つまり、いわゆるフロンティアを広げることによって「中心」が利潤率を高め、資本の自己増殖を推進していくシステムです。
「アフリカのグローバリゼーション」が叫ばれている現在、地理的な市場拡大は最終局面に入っていると言っていいでしょう。もう地理的なフロンティアは残っていません。