- 作者: ポール・クルーグマン,山形浩生
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 1998/11
- メディア: 単行本
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「経済にとって一番大事なのは、生産性と所得配分と失業だけ。あとはすべてこれにどう影響するかという点でしか意味がない。」
クルーグマン教授は、最先端の経済学と経済政策をわかりやすく説明してくれた。
「統計から生産性復活を述べようとする議論は、この一件すべてにおいて、一つ確実にいえる事実から出発する。それはつまり、なぜ生産性成長が変わるのか、だれもよく知らないという事実。具体的には生産性が45年から73年にかけて急成長して、それ以降はすごくゆっくりしか成長しなくなったか、だれもはっきりとは理由を説明できないわけ。なぜ成長が落ちたのかわからないんだから、それが絶対にまた加速しないとも断言できないわけだ。」、という。
これまで経済学者の本は難しいと思い、「自分には無理かな」、と敬遠していた。しかし、経済学者の説明がよくなかったのだと思うともっと経済学の本も探して読んでみたくなった。