■当日スタート前にしてはいけないこと
- 入念なストレッチは必要ない
静的ストレッチは、筋肉や関節が十分に温まっていない段階で無理に伸ばしてしまうことになります。動的ストレッチは、ラジオ体操などのように体をリズミカルかつダイナミクに稼働させることで、周辺の筋肉に血液を送り込みます。すると体全体が温まってきます。
- アキレス腱伸ばしをしてはいけない
アキレス腱伸ばしで伸びているのは、あくまでふくらはぎの筋肉の部分です。体が温まっていない段階で、いきなり筋肉を伸ばそうとすると、むしろ筋肉が縮こまってけがにつながる恐れがあります。
■レース中にしてはいけないこと
- 水だけの補給をしてはいけない
長時間走り続けないといけないフルマラソンの水分補給では、ナトリウムやカリウムなどのミネラルを体液(汗)と近いバランスで構成されたスポーツドリンクから取り入れないといけないのです。
- 初心者は捕食を携帯せずに走ってはいけない
- 脚がつったときや疲れたときに屈伸をしてはいけない
筋痙攣を起こすと、足が動かなくなるので、みなさんどうしても屈伸をしたくなると思います。けれどここで屈伸をすると力がはいらなくなって、ともすれば次の一歩が出なくなってしまいます。
筋肉は同じ長さの中で伸び縮みしていることの方がずっと負担が少なく、長時間にわたって動き続けてくれます。それが下り坂や上り坂などで、伸び縮みのレベルが変わったりすると、負荷がかかります。
大きく伸ばしたり縮めたりすると、その次に動かす時に莫大なエナルギーが必要になってきます。そんなとき、フルマラソンのような極限まで疲労している状態であれば、力が入らなくなったり脱力してしまうことが起きます。その最たるものが屈伸運動なのです。
コールドスプレーで冷やすことは、縮んでしまったものをさらに縮めることになるので、絶対にやめましょう。
立ったままできるストレッチで筋痙攣を対処します。■ゴール後にしてはいけないこと
- ストレッチをしてはいけない
ゴール後に体をやすめるためには、体を冷やすことが重要です。コールドスプレーや冷水のシャワー、アイシングなどで積極的に火照った体を冷やしましょう。
- お風呂で熱いお湯につかってはいけない
フルマラソンの後の筋肉はかなり炎症を起こしています。そのような状態で熱いお風呂には長時間浸るのは、炎症を助長することになるので、控えた方がよいでしょう。
お風呂に入る前にしっかりアイシングしましょう。できるだけ短時間浸かるようにして風呂からでたあとにしっかりとアイシングしなおしましょう。